シリコンデンチャーの特徴
2017年3月7日
入れ歯の種類はいくつかありますが、従来の製品よりも安定感があるとして今注目を集めているのがシリコンデンチャーです。これは入れ歯の床の部分の素材をシリコンに変えたもので、密着性が高いことから装着時の安定性を得られるような設計になっています。バイオシリコンは医療用となっており、粘膜面と接しても反応しづらい素材となっています。またクッション作用もあることから、義歯を入れた時の痛みを緩和する働きもあります。また義歯をはめると外れやすくなってガタつきを感じていた人も、シリコンデンチャーなら外れにくくなったという感想も聞かれています。ただシリコンデンチャーにはいくつかデメリットもあります。まず、自費診療となるため予算としては１０万円以上を見込んでおいた方が無難と言えるでしょう。他にも、シリコン分子には汚れが付着しやすいため、毎日の手入れが重要となります。専用ブラシで入れ歯の汚れを毎日落とすことは必須となります。他に調整の難易度が高く、歯科医によっては数日間を要することがあります。快適さを重視するのであれば、やはりシリコンデンチャーがオススメですが、まだ使っている人が少ないため耐久性については未知と言えます。ただ、普通に使用すれば数年は持つとされています。値段重視であれば従来のレジンしかありませんが、レジンで不快感を覚えるようであれば、一度シリコンデンチャーを選択肢の一つとして取り入れてみると選択肢の幅が広がります。
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