金属床義歯の特徴
2017年3月3日
金属床義歯は、義歯床が金属製の入れ歯です。プラスチック製の義歯と比較して、より薄く作ることができるというメリットがあり、噛み合わせで違和感を感じにくく、入れている間も喋りやすい入れ歯を作ることができます。今回は金属床義歯の特徴について様々な側面からご紹介します。
金属床義歯は加工がしやすくなっており、口の中でフィットしやすい入れ歯を作ることができるため、ほとんどの症例で選択することができます。金属は丈夫であることから耐久性に優れており、長持ちし、汚れが付きにくく変色しにくいという特徴も持っています。
金属部分は熱伝導率も高いことから、食べ物や飲み物の温度を自然に近い状態のまま口の中に伝えることができます。さらに噛みやすいという特徴も兼ね備えているため、食べ物の味を感じやすく、美味しく食事をとることができる点も金属床義歯のメリットの一つです。
マイナス面での特徴としては、使用する金属の材質によっては装着することによって金属アレルギーを引き起こしてしまうリスクがあることと、保険を適用することが不可能であるため、治療費が高額になってしまうという点を挙げられます。
しかし後々に破損してしまった場合でも簡単に修理をしやすいという柔軟性も持っており、様々なアクシデントに対応することができるという特徴もあります。そのため、現在でも全国の歯医者で金属床義歯は広く採用されており、多くの患者さんに愛用されています。
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