入れ歯洗浄で気をつけなければならないこと
2017年2月19日
歯を部分的あるいは歯全体を義歯に置き換えた時に忘れがちなのが洗浄です。入れ歯は作っておしまいではなく、毎日の手入れも大事です。手入れを怠るとガンジタ菌が入れ歯に発生したり、口腔内に口内炎ができたりするため、毎日のケアは必須となります。まず入れ歯の洗浄でよくある間違いは、口にハメたまま歯磨きを行うという方法です。歯磨き粉で義歯をこすってはいけないので留意しましょう。また口をすすいで口臭を予防する洗口剤を歯磨き代わりにしている人もいますが、これもプラークを除去できませんので気をつける必要があります。義歯の洗浄では水で洗い流す他、ブラシでこすらなければいけません。専用のナイロン製の義歯ブラシが市販されているので購入しておきます。この義歯ブラシには大きなプラークを取るための植毛と歯の隙間にあるような小さなプラークを取るための植毛がありますので、洗浄する部位によって使い分けます。特にバネの部分や、歯茎とバネの境目を念入りにこするようにします。またブラシで洗浄するときには、たらいに水をためてその上で行うようにします。こうすることで義歯を下に落としても衝撃が少なくてすみます。義歯を洗面所に落とすと変形の原因となるので注意します。また義歯を持つ部分はクラスプではなく、床の部分を持つようにした方が安心です。ブラシでこすった後は、綺麗に石けんで洗った素手で義歯全体を触ってヌルヌルがないか確認します。他に、週に1回程度は過酸化水素の含有された洗浄剤を使うことをオススメします。
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