入れ歯の正しいお手入れのやり方
2017年2月17日
初めて入れ歯を使う人に知っておいてもらいたいのが、手入れの方法です。自然に生えている歯と、人工的に作られた義歯の手入れのやり方は異なりますので、同じように扱ってはいけません。入れ歯の手入れの基本は夜寝る前ですが、できれば毎食後に行った方が無難です。食事後は義歯につく汚れが多くなるからです。入れ歯の掃除をする際には、まず取り外して水道水で洗い流します。流水だけで汚れを完全に落とすのは難しいため、次にブラシでこすります。義歯用のブラシがあるので、このブラシを使って義歯についたプラークをとります。手で触ってヌルヌルしていれば、まだプラークが残っている証拠であると考えて、さらにブラシでこすり続けます。ただ力を入れ過ぎると義歯が変形してしまうので注意します。歯と歯茎の間だけでなく、表面やバネの部分も忘れず磨くようにします。してはならないことは、歯磨き粉を使うことです。歯磨き粉には研磨剤が含有されているため、義歯破損の原因になりかねません。他に煮沸消毒で殺菌しようとする人もいますが、この方法も義歯が変形する原因となりかねないので避けるようにします。ブラシの洗浄が終わったら、次に義歯専用の洗浄剤につけ置きします。時間は数十分程度で良いです。洗浄剤は毎日つけ置きする必要はありませんが、週に数回はつけることを推奨します。洗浄剤につけ終わったら、また改めて流水で洗い流して完了です。義歯はコップなどの水に沈めて保管しておきます。
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